こんにちは、槇嶋建築です
最近、『SDGs』(エスディージーズ)という言葉を耳にするようになりましたね。
今、世界中の様々な企業がSDGs達成に向けての取り組みを行なっています。
槇嶋建築もSDGsの取り組みを目指した家づくりをしています。
1.持続可能な開発目標『SDGs』とは
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった言葉で、2015年9月の国連サミットで
加盟国の全会一致で採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
JAPAN SDGs Action Platform | 外務省 (mofa.go.jp) 参照
17のゴール(目標)とそれをさらに具体化した数値目標を含む169のターゲットが採択され、
「地球上の誰一人として取り残さない」ことを誓い、2030年までに達成すること目指しています。
2. 17のゴールの中で槇嶋建築が出来ること
7. 『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』
~すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する~
エネルギー問題について菅元首相が所信表明演説の中で「温室効果ガス、2050年までに排出ゼロにする」
という発言をしましたね。
今まで国連の中でもはっきりとした政策を表明せずにいた日本が、『カーボンニュートラル』宣言をした
ことで国の『カーボンニュートラル』(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)実現に向けて
の波をつくるきっかけになりました。
今、世界的にCO2削減の波は加速しつつあります。
ここで気になるのが日本の部門別CO2排出量です。
部門別で見ると家庭からの排出量は、4番目に高い値になります。
温室効果ガスインベントリ| 温室効果ガスインベントリオフィス|国立環境研究所 (nies.go.jp)参照
国は家庭から出る排出量を減らす目的として、これからの住宅は高気密高断熱住宅と省エネルギー設備、
太陽光発電を利用して住宅のエネルギーをゼロにするZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)を
進めています。
そしてエネルギーを作り出す電気構成は時代の背景の中で変化しており、震災前の原子力は震災後、1/4に
縮小しました。しかし国は2030年の『カーボンニュートラル』に向けて、CO2を多く排出する化石燃料を
減らし、再生可能エネルギーを増やすことでCO2削減を打ち立てています。
エネルギー政策の現状(第6次エネルギー基本計画)について 参照
https://www.chugoku.meti.go.jp/event/enetai/pdf/211220_1.pdf
槇嶋建築は省エネルギーな住まい(ZEH)とクリーンなエネルギーを生み出す太陽光で、個人が「自給
自足の生活」を送ってもらえる環境をつくることで、持続可能なエネルギーへと取り組んでまいります。
11.住み続けられる街づくりを
~都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする~
『日本の住宅の平均寿命は約30年ほど』というのはご存じでしょうか?
昔の家はしっかりとした家を造っていましたが、戦後の住宅不足や高度経済成長期、ベビーブームによる
急激な人口増加により深刻な住宅難が発生しました。
そんな時代背景により、戦後から高度経済成長期の住宅不足の時代に建築された住宅は、質よりも量が重視
され、安価で施工しやすい部材(ビニール・プラスチック・金属)を使い、住宅の普及を急いだ結果、安く
早く簡単に作られる家が主流になっていきました。
質よりも量に流され、良質な建材を使わず安価な建材を採用してきた結果、日本の家の平均寿命は約30年ほど
しかないという現状をつくり出したのです。
それに比べ、ヨーロッパなどは住宅は親から子へ、子から孫へと受け継がれていきます。
またアメリカは住み替えの文化であるため、住宅に手を入れて次の住人へと受け継がれていきます。
そのためヨーロッパやアメリカの住宅の平均寿命は、日本の2~4倍以上も平均寿命が長いと言われています。
こうした文化の中では家は質を下げず価値を守っていく物「家=資産価値」と結びつくのも納得ですね!
槇嶋建築もヨーロッパやアメリカのように資産価値のある家づくりを行うこと、そして地震大国である
日本では耐震等級3の家が必須となります。
そんな安心して住み続けられる家づくりが、安心して住み続けられる街づくりになると考えています。
12.つくる責任つかう責任
~持続可能な消費と生産のパターンを確保する~
最近、食品業界やファッション業界でも、ロスを減らす取り組みが注目を浴びています。
では住宅では何ができるでしょうか?
家は一度建てるとそこに残っていきます。
しかし住み続けられない家は、やがて空き家となり誰かが管理しないと自然災害が起こった時には
「危険な物」に変わってしまいます。
また家を解体した時には、大量の廃棄物を出してしまうことになります。
そのために槇嶋建築では、使う材料にも配慮してメンテナンスしやすいものを採用することで
地球にやさしく環境にも優しい持続可能な「住まい継げる家」をご提案しています。
例えば外壁にはサイディングは使わず、スイス漆喰や、板壁を採用し、室内はビニールクロスを使わず
紙クロスを使い、床や扉はプラスチック製やビニール類の物は使わず補修しやすい無垢材を使っています。
槇嶋建築はヨーロッパのように「家は住まい継いでいくもの」として良質の物を使い、自分で手を入れて
価値を守っていく住宅をつくることが「つくる責任つかう責任」につながると考えています。
まとめ
最近身近になってきたSDGsの取り組みを目指した槇嶋建築の家づくり
1.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
高気密高断熱住宅と省エネルギー設備、太陽光発電を利用して住宅のエネルギーをゼロにするZEH住宅
(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)で自給自足の生活でクリーンな環境へ
2.住み続けられる街づくりを
住宅の平均寿命を延ばすため質を下げず価値を守っていける「資産価値」のある家づくりを行うこと。
また安心して住み続けられるため、耐震等級3の家を提供し、安心して住み続けられる街づくりに。
3.つくる責任つかう責任
使う材料にも配慮してメンテナンスしやすいものを採用。
ヨーロッパのように「家は住まい継いでいくもの」として自分で手を入れて価値を守っていける住宅を
つくることで「つくる責任つかう責任」を考えていく。
『SDGs』は誰かに任せておく問題ではありません。
自分達の子供や孫につけを回さず、いつまでも豊かに暮らしていくためには、
私達一人一人が取り組んでいくことが不可欠です。
家づくりを考える時、自分には何ができるか?を一緒に考えてみませんか?
この記事が、これからの大切なお家づくりの参考になれば幸いです。